このお店では、歯ブラシや歯磨きを買った。そのあとタクシーでホテルに戻る。
19:45 荷物が無事届いた。日常品の買い物を済ませたあとでよかった。
この時は気が付かなかったが、荷物に付けた目印のドコモだけの人形が無くなっていた。妻のスーツケースを見ると、キティちゃんも消えているのに気が付いた。多分どちらもローマ空港で盗られたのだろう。異国のお嬢さんが可愛がってくれているならいいが。
夕食を食べにホテルの1階へ行く。ビールなどで楽しんでいると、楽団が日本の曲を演奏してくれた。チップを少しばかり上げたところ、普通は25€だが特別に20€でいいと言ってCDを買わされた。著名な楽団かもしれないが、聴かずに処分してしまった。
その後公園の例のお店でビールなどを買う。以下はその時の会話である。
「また奥さんはホテルで休んでいるの?」
「そうだ」
「明日は必ず連れておいでね」
「明日はBrusselsへ移動するから無理だ」
「じゃあ、朝寄っていきなさい」
彼女の妹らしき女性を交え、暫く雑談を楽しむ。帰りに
「Danke schon」
「ドイツ語を喋れるの?」
「学生時代にちょっと勉強したよ」
「どんなことを話せるの?」
「Ich liebe dich.」
とたんに顔を赤らめ、嬉しそうに笑った。奥でご主人らしき男性がニヤニヤしているのが見えた。
「I love you, too」
彼女の投げキッスに送られ、ホテルに向かった。直ぐ近くの野外レストランで賑やかな音楽と楽しげな話し声が聞こえていた。ウイーンの夜は長い。
ホテルに向かって歩き出すと、小雨が降り出してきた。
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